Basecamp4
ここ最近色々あったBasecamp社だが、サービスとしてのBasecampの方のバージョンアップをしようとしてるらしい
現在のバージョンは3で、DHH曰く3のrubyコードは今も美しく光り輝いてるとか
故にバージョン4ではフロントエンドのリプレイスにフォーカスをあて、Hotwireの導入を進めていくらしい
Basecamp3は、誕生して7年の月日が経つらしい
7年は私の感覚でも決して短くはなく負債が貯まるには十分な年月だと思うがDHHは誇らしげにその美しさ、有用さを語っている
そしてフロントエンドの刷新は、やはり大変そうである
古いアーキテクチャと新しいアーキテクチャの並立、非互換対応、その中での発見を内製のライブラリに反映などなど
楽しく作業をするために楽しくなくなってしまう要因を丁寧に時間をかけて取り除いてくらしい
記事の最後にドラマか何かの引用で
毎日、少しずつ簡単になっていく。でも、毎日やらないといけない。それが難しいところだ。でも、だんだん楽になっていくんだよ
と言っている
DHHはその類稀なるセンスやカリスマ性が語られがちで、一方独裁的なとことか子供っぽい側面をたたかれるシーンをよくみる
しかしながら、私は総合してDHHが大好きである
その要因は、この精神性なんだろうなと思う
昨年のRuby confでのMatzとの対談で、Railsの気に入ってないところは?と聞かれたときに
「ない、なぜなら気に入らないところがあったらすぐにそれを治してるからだ」
ときっぱり断言していた
どんなに成功を収めても育てるということを決して放棄せず、時間と労力をかけて本当に自分が愛せるそれでありつづけさせるその精神性に猛烈に惹かれる
Basecamp3のrubyコードを今も誇らしげに語っているのもこれに通じてるように思う
そめちゃんはこの精神性を盆栽を育ててると表現していた
自分を振り返ると私たちが長年かけて作った盆栽はずいぶん不恰好だ
そして周りの多くはそれを呪いのように呼ぶ
だいぶ挽回するには遅いのだが、私も私の盆栽を愛せるよう時間と労力を割いて育てていきたいとDHHのブログをみてほだされた次第だった